中学3年間で50人もの女性にフラれた高校1年の不良少年・桜木花道が、一目惚れした赤木晴子目当てにバスケ部に入部。様々なライバルとの勝負を通して、徐々にバスケットの面白さに目覚め、個性豊かなキャラクターと共に全国制覇を目指す。
気合を入れて臨んだ前半は絶好調の三井、210cmの巨漢河田美紀男を圧倒した桜木の活躍などもあり、湘北が2点をリードして折り返す。
しかし、後半開始から圧倒的な破壊力を発揮する、山王の「ゾーンプレス」に完全に封じられた湘北は、22点もの点差を広げられてしまう。
全員が諦めかけた最後のタイムアウト後、ただ一人、監督安西先生は
『あきらめたらそこで試合終了ですよ。』と活路を見出す。
「リバウンド」というただ一点に集中するという役割を与えられた桜木の、山王をも上回るプレーから、宮城、赤木、三井と、それぞれがもてる最大の特長を発揮し、徐々に山王に追いついていく。しかし、高校No.1プレーヤー、山王のエース沢北の個人技により、再び18点差まで広げられてしまう。それまで頑なに自分のスタイルを変えなかった湘北のエース流川は、勝利 のためだけに、それまで決してすることのなかったパスを自分のプレーに取り入れ、進化することで沢北と同等、それ以上の力を発揮。再び湘北が山王を追い詰めていく。
その中、ルーズボールを必死に追った桜木は、背中を強く打ちつけ、選手生命に関わるかもしれないと思われるほどの怪我を負ってしまう。その後もプレーを続けるが、痛みが限界を超え、ついに倒れてしまう。
しかし、驚異的な精神力と、勝利への執念から桜木は復活し、山王を追い詰め、それまで決して相容れなかった桜木と流川が協力したプレーにより、桜木がブザービーターのジャンプシュートを決め、ついに湘北高校が山王工業を破る。
湘北のメンバー全員が自力では勝てない絶対王者の山王工業に対し、自分の特長となる一点で相手を上回り、チームプレーで相手を上回り、チームとしての力で上を行くという、チームプレーの素晴らしさを感じさせてくれる、そんなお話です!
山王戦 安西先生
『あきらめたら、そこで試合終了ですよ。』
山王戦 桜木
『大好きです。今度はウソじゃないっす。』
山王戦 木暮
『頑張れ!赤木!』
山王戦 三井
『もう俺には・・・リングしか見えねぇ!』
海南戦 赤木
『脚が折れてもいい。歩けなくなってもいい。やっとつかんだチャンスなんだ!』
バスケ部襲撃事件後 三井
『バスケが・・・したいです。』
きままな天才
陵南高校エース 仙道
威嚇にも一歩も引かないジャニーズ
翔陽高校主将 藤間
孤高のエースキラー
豊玉高校主将 南
仲間と共に本気で目標に向けて努力を積み重ね、また大きなライバルとの闘いを通して、主人公の桜木と、湘北というチームが成長していき、夢へと一歩一歩進んでいきます。
青春スポーツ漫画としての魅力、バスケットボールを本当におもしろく描いている魅力ももちろんですが、夢へとひたすらに突っ走ること、仲間と共に成長していくことの素晴らしさが、この上なく魅力的に描かれています。
モチベーションを上げたくなったときには間違いなしです!